動物にとって大切な健康診断

当院では「健康診断セット」として身体検査と血液検査を組み合わせてご用意しています。
一日預かってすべての検査を行う大掛かりな「健康ドック」と呼ばれるものより、まず入口としてもっと気軽に安価に受けられる検査のほうが有能と考えました。
そのうえでさらに必要に応じて、血液検査・レントゲン検査・エコー検査などを追加することもできます。

検査項目

簡易検査ではありません!一般スクリーニング検査として申し分ない項目数です。(全13項目)
院内の機器を使用しますので、10分程度お待ちいただければ、その場で検査結果について詳しくご説明いたします。
もちろん検査報告書はお渡ししますので、お持ち帰りいただけます。

身体検査

体重測定 栄養状態のチェック
胸部聴診 心音、呼吸音のチェック
腹部触診 腹腔内臓器のチェック
白内障の有無のチェック
口内、歯 歯石付着、口内炎のチェック
耳、皮膚 炎症、脱毛、ノミ寄生、腫瘤物のチェック

血液検査(血球測定と生化学検査)

  • 白血球数

  • 赤血球数

  • ヘモグロビン濃度

  • ヘマトクリット値

  • 血小板

  • 血漿総蛋白濃度

  • 血糖

  • 総コレステロール

  • 尿素窒素

  • クレアチニン

  • AST(GOT)

  • ALT(GPT)

  • ALP

中齢期~高齢期の犬や猫に多い病気

眼科疾患

白内障

目の中の水晶体という部位が白く濁る疾患です。年齢が上がるほど発症しやすくなりますが、糖尿病の合併症として起こることもあります。初期なら目薬で進行を遅くできることもあります。

循環器疾患

僧房弁閉鎖不全症

僧房弁閉鎖不全症は、高齢の犬によくみられる心臓疾患です。マルチーズやチワワ、キャバリアなどに多く、運動を嫌がるようになったり咳が出たりします。また、肺水腫や失神も起こります。

呼吸器疾患

気管虚脱

高齢化して軟骨が弱くなったことで起こりやすい、気管の軟骨がつぶれる病気です。ヨークシャーテリアやチワワ、ポメラニアンに多く見られ、ガーガーと特徴的な咳が見られます。

口腔疾患

歯周病

歯周病は3歳以上の犬であれば約80%以上、猫であれば約70%以上が罹患していると言われています。歯周病は細菌によって起こる炎症で、悪化するとあごの骨が弱くなり、折れてしまう場合もあります。

消化器疾患

胆泥症

胆のうから出る胆汁という液体の粘度が上がって流れにくくなります。初期は症状が見られないことが多いですが、悪化すると食欲不振や嘔吐が見られます。エコー検査や血液検査で確認が可能です。

泌尿器疾患

慢性腎臓病

猫に多く見られる病気です。腎臓の機能が低下することにより、毒素の排出が上手くいかず、多飲多尿や食欲不振、嘔吐などの症状が見られます。腎臓の機能を治すことはできないため、早期発見、早期治療が重要です。

生殖器疾患

子宮蓄膿症

細菌に感染することで子宮に膿がたまる病気です。早い段階で手術をすれば完治できますが、悪化すると腹膜炎を起こすこともあり、死亡することもある危険な病気です。

前立腺肥大

去勢していない雄犬に見られる病気で、年齢が上がると前立腺が肥大化し、便が出にくくなったり血尿が出たりします。レントゲンやエコーでの診断が可能です。

神経疾患

てんかん・発作

突然痙攣を起こす病気で、発作が繰り返し起こることがあります。

腫瘍疾患

腫瘍は年齢が上がるほど出来やすくなり、皮膚や肺、消化器など様々な場所に発生します。体表に出来るものは毎日触ることにより、内臓にできるものはエコーやレントゲンで診断可能です。若いうちに避妊をすれば発生率が著しく下がるといわれています。

健康診断の注意事項

  • 健康診断の際は当日の朝ごはんを控えていただく場合があります。お水はいつも通りでかまいません。
  • 尿や便が採取できればお持ちください。
  • 検査結果は当日のご報告となりますが、内容によっては後日になるものもあります。
  • 動物の状態、性格によって検査に支障が出る場合、中止や延期することもありますのでご了承ください。